パンの研究所「パンラボ」。
painlabo.com
パンのことが知りたくて、でも何も知らない私たちのための、パンのレッスン。
約束された場所で

江戸時代の古い地図に徳川幕府が(今の東京)五つの場所に主要な権力を集中させた。

目黒、目白、目赤、目青、目銀だったかな?。

今の目黒、目白、赤坂、青山、銀座ではないだろうか。

そんな話を聞いた。


ご縁があって目白でお店を始めて今年で五年目。

色々な方に支えられて、なんとか今日までパンを焼くことができました。

ある方の著書に、

「電力の供給が良くなった今でも、1ワットの灯は必要だと思う。」

とある。


東京・目白、都会の真ん中でかいじゅう屋もそんな存在のパン屋でありたいと思う。


余談ですが、、明日の朝食パンは神戸屋さんの、3種の豆入り(あずき ひよこ豆 うぐいす豆)のお豆スティック!!

【ガォー】




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かいじゅう屋のイギリス食パン
午後4時、かいじゅう屋の開店を待つ人びとの列に並んで気づく、他では嗅いだことのないような生々しい香り。
それを嗅いではじめて思ったことだけれど、普通のパン屋で嗅ぐパンの香りとは、陳列棚にすでに収まりきったおいしそうなパンが放つ香りではないかと。
かいじゅう屋の店先に漂っていたのは、現場の香りである。
いま小麦と炎が衝突をしている。
丹誠こめて練り上げられた生地がオーブンの中で火炙りにあって、その受難を経て、なにかが生み出されようとしている。
家に帰って買ってきたイギリス食パンをじっくりと見てみると、受難の刻印があった。
それをうつくしいと思った。
他のパン屋でなら、下手をしたら、失敗作と断じられかねない、そのぎりぎりのものをかいじゅう屋は拾い上げようとしている。

数ヶ月前、かいじゅう屋の橋本さんに
「新しいイーストのやり方のパンができた」と聞いた。
「できた」とはなかなかいわない方であるから、本当にすごいものができたんだろうと思った。
「ぱりっとした皮の」という言葉も聞いたけれど、それがなにを意味しているかはわからなかった。
実際に食べて感じたのは、その言葉が普通に指し示している意味よりも、もっともっと大きなものをイメージして、橋本さんが開発に取り組んできたということである。
おいしいパン屋はたくさんあるけれど、この感性は、かいじゅう屋が唯一無二なのだ。

生で食べるこの食パンはそばがきのようである。
しっとり、ねっちりとした食感もそうだし、なによりも小麦の風味が目覚ましい。
小麦への信頼、ということを思った。
人が味を整えるより、すべてを素材にゆだねきっているのではないか。
小麦の中にある可能性がすべて出し切られたとき、おのずとおいしいパンはできるはずだと、橋本さんは謙虚にそう考えているのではないだろうか。

トーストしたとき、私は「ぱりっとした皮の」という言葉の本当の意味に出会った。
それは単に皮=クラストと意味しない。
食パンを切る、そして焼く。
表面はすべて皮になる。
食パンとは食べ手が無限に皮を作りだすことのできる食べ物であったことをはじめて知った。
飛び抜けておいしいものは、その食べ物が生まれてきた原点の意味を、このようにしばしば照らし出すものなのだ。

気泡の大きい荒々しい生地は、表面がなめらかなものよりフラクタル的に多くの表面積を持ち、そのためにより多く皮のよろこびを与えてくれる。
より香ばしく、よりかりかりとしている。
けれど、「ぱりっとした皮の」という言葉の中には、皮のことだけではなく。中身のイメージも含まれていたのだ。
皮と中身は対立しない。
皮がぱりっとしているから中身がよりおいしい。
ぱりっとした表面が中身を守って、あるいはそのコントラストによって、中身のしっとり感、むっちり感、やわらかさ、なめらかな舌触りが際立つ。
あのそばがき感は、焼いたあとも見事に保存されていた。

「おいしい皮」か「おいしい中身」か、という二者択一ではなく、「おいしい皮」が「おいしい中身」を作りだすのだという真実。
そういえば、いままで私が食べて感動してきた食パンはすべてそうなっていたなと、これもかいじゅう屋のイギリス食パンを食べてはじめて気づけた。(ぷ)

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海老のぱん
無類のエビ好きのうちのむすめ。
むすめ語で、エビのごはん=天丼。エビのぱん=バインミー☆サンドイッチさん。

今日のお昼は焼きうどんと決めていたのに、エビのぱんがいいという要望でお天気雨降る中、久しぶりに行ってきました。

いつも牛焼肉や豚焼肉にも心惹かれながら、やっぱり「海老アボカドサンド」
外側はパリっと、なかはモチモチとしていてとにかくパンが美味しい。たっぷりのなますの味付けが絶妙で、なますだけで大量に食べたくなります。
いつもエビはむすめに全部もっていかれてしまいますが、、、

今度はむすめ用にハーフを頼んで、まるごとひとつを一人占めしてかぶりついてみたいと思います。

今日は思わぬ嬉しい交流もありました。
自分のお気に入りのパン屋さんが近くにあるってとても素敵なこと。
毎日の何気ない暮らしのなかでのささやかな楽しみ。

【ガォー妻】


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心躍るパン
心がね、躍っちゃうんですよ。

昨日発売の『dancyu(ダンチュウ)』がパン特集号だったのは
昨夜のかしわで氏の日記でもがっつり触れられておりましたね。

自分も日記を書こうと企んでいたので

「ハアアアワワワァッ! 先を越されたでやんすーーっっ!!」

って感じで心が躍ってました。


どうやらプロジェ・ド・ランディ氏に限っては
かいじゅう屋さんが紹介されることを事前に知っていたようですが、
私はかいじゅう屋さんがトップバッターとして登場していたことをコンビニで知り心が躍りまくった。


心が躍っちゃうわけですよ。

"世界一おいしいニッポンのパン。いま、行くべきはここ!"
というキャッチフレーズの次にかいじゅう屋さんが登場しちゃう構成。
パンラボとしても実にうれしいことではありませんか!

しかもかいじゅう屋さんについてこんな記載が。
"特殊な営業時間にめげず、行ってみる価値あり。パンってこんなにおいしいんだ! と感激必至"。
そう! それだ! それが言いたかった!!
水曜・金曜・土曜の16-19時とたしかに時間が限られている。
でもめげないで食べてもらえば、わかる。
わかる人にはわかる、のではなく、わかる人もわからない人も、わかる。


巻頭ページ以外も興味深い記事がたくさんあり、つい読み耽ってしまいました。

赤トンボの料理長に習うサンドイッチの基本。
赤トンボといえば虎ノ門にある老舗洋食店ですが、サンドイッチも有名ですね。
学生時代にある出版社でアルバイトをしていた頃、よくおつかいに走ったことを思い出しました。
差し入れや取材時の食事として使用されていたと記憶しますが、
自分はおつかいばかりで結局一度も食べられなかった憧れのサンドイッチであります。

それが家で作れるって…

心躍りますね。(涙目) 【D】


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(dancyu編集部の杉渕さん・花沢さん、ありがとうございました)
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Brown Mountain BAKERY
しっかりとした食事になるパン。
まいにちの力になるパン。
おにぎりのかわりに山に持って行けるパン。
日本の小麦と天然酵母で焼いています。
美しい那須岳のふもとのパン屋です。
ブラウン・マウンテン・ベーカリー 

夏休み、家族三人で那須へ行ってきた。「へぇ〜那須ですか。いいですね。別荘ですか?」「いえいえ、とんでもございません。」
今年二月に、オープンしたブラウンマウンテンベーカリー。かつて、ルヴァンで一緒に働いていた奥永夫妻が那須岳のふもとで始めたパン屋。
ご縁があって、那須という地でパンを焼き生活している奥永夫妻、おふたりの子供達と同じ時間を過ごし感じたこと、考えたことはたくさんあって帰りの車中で妻といろんな話をした。
またひとつ、おいしいパン屋さんが那須の地で花を咲かせた。
【ガォー】 



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三度目の引っ越しとシナモンロール

妻と一緒になってこれで三度目の引越しとなる。西武立川から練馬へ。練馬から文京区へ。そして文京区から鬼子母神へと。思えば引越しを考える頃にマイブームとしてどうやらシナモンロールがくるらしい。人事のように聞こえるかもしれないが、なにか思い出したようにシナモンロールが無性に食べたくなる。ブームというよりは、中毒か? それとも発作か?



一昔前、吉祥寺でシナボンが流行ったりとシナモンロールはブームになった。スターバックスではコーヒーを注文せずに、シナモンロールを両手いっぱいに買ったこともある。映画『カモメ食堂』のシナモンロールを見て食べたいと思ったのは、きっと僕だけではないだろう。


そこで、価格、ボリューム、生地の好みからパスコさんのシナモンロール!これがあると思うと早起きも苦にならない。




芸人ねづっちさんに習いまして。。。「ゴホン。ととのいました。え〜 引越しと かけまして シナモンロールと解く。


さてその心は、 どちらも桂皮(ケイヒ)がかかります。」




【ガォー】



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The Bread Runner

「パン・ラン」を知っていますか?

走りながらパン屋さんを巡っている女性、The Bread Runnerさんがかいじゅう屋にやってきた!


ブログもゆっくり更新されているとのこと。

http://runcooltiger.blogspot.com


後日、ご丁寧にお葉書をいただいた。

店先でパンをかじりまた次の目的地へ。爽やかに走り去る後ろ姿がとても印象的だったのはいうまでもない。

【ガォー】


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かいじゅう屋の食パン
かいじゅう屋の食パンを一枚切り出して、手に持ったときしなる感じ、手がかすかにふるえるとともにパンも揺れる、その様が好きである。
中身に触れたときの、ひんやりとした感じや、指に伝わる繊細な触感、少し強く持っただけで潰れてしまいそうなかよわさもいい。
パンらしい発酵の香りがほのかに感じられるのも好きだし、生のまま食べたとき、歯形ができて、その断面に向かって、パンの厚さがつぼまっている、その形も好ましい。
私はなるべく丁寧にガスコンロで焼いてみる。
失敗しないように、できるだけ火を小さくして、時間をかけて。
なにかがはぜているのか、ぱちぱちと音が聞こえる。
真っ白な表面に少しだけ焼き焦げがついて、ほのかにぬくもりを持ち、表面はかりっとして、内部はやさしくやわらかなしめった感じを保っているように、うまく焼けたときはうれしい。
あと一枚、あと一枚と、うまく焼けるように何度も試みるが、それはただ自分が食べるのをやめられないからでもある。
食べ終わったあと、口の中に満ちている甘い味を、コーヒーの苦みで洗い流すのも好きだ。(ぷ)
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予習と復習

コッペぱんとリュスティックを作ってみた。かいじゅう屋には定番として並ばない。次回のパンラボのコッペぱんと前回のパンラボのリュスティック。予習と復習である。

もしこの二つの習慣が学生時代自分自身に身についていたらきっとまた違う人生だったかもしれない。

ふとそんなことを思う花曇りの一日だった。

【ガォー】

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日々のパン


今、お気に入りのパン屋さんがある。都電荒川線の雑司ヶ谷駅から徒歩数分。池袋へ抜ける東通り、「ベーカリーパンプキン」さん。

以前からお店の前を通る度、ガラス越しに見えるサンドイッチの具のボリュームに魅せられいつか買いたいと思っていた。


お店に入るとクリームパン あんドーナツ チョココロネ カレーパン コッペパンに惣菜パン、どれもみんなが大好きであろうパンが所狭しと並んでいる。

写真は店名と同じ「パンプキンパン」この圧倒的な存在感で400円!! 夕食の後にもかかわらず、一口のつもりが家族3人でほぼ食べ尽くしてしまった。絶品!

いつかかいじゅう屋でも、こんなおいしい菓子パンが作れたらと思う。


昨日、美味しいパンが焼けても今日も美味しいパンが焼けるとは限らない。

「日々のパン屋でありたい」

或る方がそう話されていたことが、ふと頭をよぎった。


【ガォー】

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