パンの研究所「パンラボ」。
誌面では紹介しきれなかったパンのあれこれをご紹介します。
パンのことが知りたくて、でも何も知らない私たちのための、パンのレッスン。
ル・プチメック+パンラボ トークショー「空想ブーランジュリー」アンナ・カリーナの食べたパン

新宿マルイ3周年記念イベントとして、
ル・プチメックパンラボが「空想ブーランジュリー」を開きます!!

ヌーヴェルヴァーグの映画に登場するパン・お菓子・料理を、ル・プチメックの西山逸成シェフが徹底再現。
映画についてのトークや、映画に登場するパンとお菓子も楽しんでいただきます。
テーマはアンナ・カリーナの食べたパン。

料理を再現する映画(予定)
『ギャルソン!』
『アメリ』
『シェルブールの雨傘』
『地下鉄のザジ』
『死刑台のエレベーター』
『ぼくの伯父さん』
『モンソーのパン屋の女の子』
『気狂いピエロ』
『女は女である』
『カルメンという名の女』
『ゴダールの探偵』
※これらの映画における当該シーンの上映も予定しております。食事の場面だけなので1〜2分程度です。

アンナ・カリーナの食べたパンはどんな味がしたのか?
アメリ・プーランの好きな"クレーム・ブリュレのお焦げを割る感触"とはどんなもの?
『地下鉄のザジ』でパイの代わりに投げあうフランス料理とはいったいなに?

ル・プチメックの西山逸成シェフが、大好きなヌーヴェルヴァーグ映画を見返し、
登場する食事シーンを何度も何度も見返し、料理名や小物を苦労して判読、マニアックに完全再現いたします。
重箱の隅をおおまじめにコピーして、はじめてわかるヌーヴェルヴァーグの奥深さがありました。
フランスの女優オドレイ・トトゥの通訳も務めた、
ヌーヴェルヴァーグの格好の案内役である田村恵子さんをゲストとしてお招きします。
ゴダール映画に傾倒して訪れたパリでパンに覚醒した、パンラボ主宰の池田浩明とともに、
フランス文化の粋であるパン・お菓子・フランス料理と、ヌーヴェルヴァーグの精神がクロスする地点について
語り合います。


◎日時
2012年7月15日(日)-16日(月・祝)
開場15:00-/開演16:00-18:00


◎会場

新宿マルイ本館8F リーフテラス


◎参加費

1500円(パン・お菓子のおみやげ付き)


◎定員
各50名


◎受付
新宿マルイ下記予約ページにて。
http://www.0101.co.jp/events/schoolschedule.do?shopId=SP000001
※イベントのご参加は事前の予約が必要です


◎出演者
田村恵子さん(通訳・翻訳家)
フランス語、フランス文学を都内の大学で講じるかたわら、
映画、音楽、ダンスなどのジャンルの通訳、翻訳を手掛ける。
代表的翻訳はピアニスト、ヴァレリー・アファナシエフの『天空の沈黙』(2011年、未知谷刊)。
ヌーヴェル・ヴァーグの監督たちの映画シナリオを大学の授業で活用し、
『大人は判ってくれない』、『女は女である』、『アメリ』は特にお気に入りの作品である。
2001年以来、オドレイ・トトゥーの来日の際には通訳を務めている。

池田浩明(ライター、『パンラボ』著者)
パンラボblogで執筆。200軒以上のパンを収録した著書『パンラボ』は、
単行本『ゴダール 映画史』からインスピレーションを得て製作された。
ヌーヴェルヴァーグに傾倒のあまりかつてパリに在住、そのときぶらぶらした体験を元に
『パリのおさんぽ』(プロジェ・ド・ランディ名義)というガイド本を過去に上梓した。

西山逸成さん(ル・プチメック オーナーシェフ)
ル・プチメックは、インターネットサイトAll aboutの人気投票『ベストパン2011』
第1位に選ばれた大人気パン屋。イブ・モンタン主演の映画『ギャルソン!』を見て料理の道に入り、
フランスでの修行を経て、京都・東京にル・プチメックを開店。
店には『地下鉄のザジ』『大人はわかってくれない』などパリで買い漁った映画ポスターを掲示している。


◎池田さんから届いたメッセージ
おみやげとして、映画にまつわる6種類のパンとお菓子の詰め合わせ
「ヌーヴェルヴァーグの箱」
内容は秘密ですが、フランス映画に登場する6種類の「お菓子とパン」が入っています。
形はもとより、味も西山シェフの想像で映画に似せてあります。
そして、登場人物と同じ心情で食べられるように、池田による詳細な取扱説明書を添付しております。

ル・プチメックには古いフランス映画のポスターが貼られている。
映画の名を、知っているとしても、知らないとしても、私たちはポスターに見下ろされ、
それが作りだす空気の中でパンを買う。
「パンを売るためじゃなくて、ポスターを貼るために店を出している」と西山シェフは冗談めかしていう。
たしかに、ル・プチメックのパンを食べ「おいしい」と呟くときの感覚は、
ヌーヴェルヴァーグの映画を見て「かっこいい」と呟くときによく似ているのだ。
パンと映画は別のものではない。そのことをみなさんとともに確かめてみようと思う。

私たちはポスターの世界の中へ入っていく。
ポスター、あるいはスクリーンという2次元は、触ることも、食べることもできる3次元として再現される。
このトークショーでは、フランス映画に登場する食べ物が、西山シェフの手によって再現される。
西山さんはくる日もくる日も朝までかかって映画を見ては料理が出てくるシーンを探し、
見つかったならば何度も何度も見返し、その料理の正確な名やレシピや味までも読みとった。
そして、同じテーブルに置かれたのと同じ雑貨を探し、ときには舞台装置まで自分の手で作った。

私もこの準備のために、ストーリーそっちのけで食卓ばかり見ていて、気づいたことがある。
映画に出てくる、パンやお菓子や料理というものは、注視すれば注視するほど、
なんと豊かな意味を送り返してくれることだろう。
テーブルコーディネートや、色彩の調和や、それを食べる人物のキャラクター設定にとどまらない。
その時代のフランスの空気や生活感、経済状態や、よろこびや悲しみが
リアリティをともなって立ち上がってくる。
そのとき、単に目で見るだけでなく、まるで映画を食べているように、舌で味わい、鼻で嗅いでいる。
そして普段はありえないことだが、
今回はル・プチメック謹製のおみやげまでもらえるから、胃袋にまで映画を詰め込むことができるのだ
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かしわで


これは相当楽しみです。

このジャンルには疎いけどね。
from. かしわで | 2012/06/16 11:11 |
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