パンの研究所「パンラボ」。
誌面では紹介しきれなかったパンのあれこれをご紹介します。
パンのことが知りたくて、でも何も知らない私たちのための、パンのレッスン。
パンのおいしさは「パン×感性」だ!?
2月16日、日曜日の午後に
池袋コミュニティカレッジで行われたパンラボ講座。
テーマは「おいしいパンってなんだろう」。

パンラボ講座の肝は
「おいしいパンをみんなでたべようじゃないか」ということ。
そこを起点にして色々なテーマに発展して行きます。


おいしいパンの力は偉大です。
おいしいパンを一口かじれば、
それを触媒に参加しているひとたちのテンションも上がるし、
会話もはずみます。

そう、おいしいパンがあれば池田さんも楽ができるというわけ(笑)。
おいしいパンは絶対に欠かせません。

この日も必殺の池田チョイスのカンパーニュやバゲットが揃い踏み。
池袋コミュニティカレッジの一室にパンのおいしい匂いが充満していました。


銀座レカン」のカンパーニュ。
365日」のカンパーニュ/ライ麦40。
SAWAMURA」のバゲット
ブレッドプラントOZ」のバゲット。

シンプルながら、どれもヨダレがだだ漏れになる優秀すぎる食事パン。
ここにチーズやハムやワインが無いというのは非常に酷な気もするんですけど…。

今回は一応、パンの味わい方的なこともテーマの一つなので、
みんなで切る前のパンを眺め、その形やクープの具合を確かめます。


その後、各テーブルに分配されたパンをみんなで切り分けて行きます。


いや〜、本当に香りがいい!
そしてそれぞれのパンを池田さんの説明を肴にして味わっていきます。

銀座レカンのカンパーニュは
「味わいに起承転結を付けるため種類の違う塩が入っている。
それにより味の速度がかわり、時間差で味が到達する」
とか、
ブレッドプラントOZのバゲットは
「先っちょが尖っているのは、メゾンカイザーと同じ。
メゾンカイザーの秘密を知っているシェフが作っている。
パンをたくさん食べている人がこのバゲットを懐かしく感じるのは、
リスドオルが使われているから。そして乳酸菌に秘密が……」
とか。

みんなでもぐもぐしながら和気あいあいとお互いに感想を述べ合います。


「銀座レカン」のカンパーニュは、実に野性味あふれる香り。
上の皮、下の皮、中身…噛み締めていくたびに味の階層が
移り行く実に繊細で、口溶けのよいカンパーニュ。

「365日」のカンパーニュは、
口の中でシュワシュワと溶けていく。
カンパーニュなのにおそるべき口溶けのよさ。
今まで食べてきた365日のパンにはことごとく衝撃を受けてきたが、
このカンパーニュもまたとんでもない代物です。


パンをひとしきり食べたあとは
その感想をたたかわせつつ、
おいしいパンとはなにか…という深淵に踏み込んでいくお時間。

ここで池田節が炸裂。
「パンのおいしさは、パン×感性できまる」

この瞬間の会場の「??????」という空気がめちゃくちゃ面白かった。

なんだか文章でこの「パン×感性」を説明するのは難しいのだけれど、
簡単に説明すると、パンのおいしさとはパン本来の味と食べ手の感性、
いわゆる好みや、好みが形成されるに至った記憶などで変化するということ(たぶん)。

誰しもおいしいパンの記憶を持っていて、
それはこどもの頃に食べたコッペパンであったり、
彼女の手料理とともに食べたバゲットだったり、
パリで食べたクロワッサンだったり。

そういった記憶がおいしいパンを食べた時に突如蘇る…ということもあります。
そこにスポッとハマったパンは、おいしさ倍増になったりしますしね。

人はパンを食べるときに記憶を参照しながら食べている。

というわけです。

この日はちゃっかり会場でクロックムッシュ氏キーホルダーも
販売させて頂きました。


もちろんパンラボやパン欲も。


次回のパンラボ講座は少しステップアップして、
パン教室「フェルマンタシオン」主宰
茂木恵美子さんをお迎えして、
実際にチャバタを作っちゃおうという、その名も
「ちゃばちゃばチャバタパン作り教室」。

池田さんからこのチャバタを貰って食べてみましたが、
もっ〜〜〜ちりしていて大変美味でした。
それもそのはず、茂木さんはシニフィアン・シニフィエでも
研修を受けている…という筋金入りの家庭製パンの先生なのです。
ご興味がある方は是非!

池袋コミュニティカレッジ
3月30日(日曜日) 11時00分〜15時30分

【ナカムラ】

サッカロマイセスセレビシエ』(東京の200軒を巡る冒険の単行本』
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