パンの研究所「パンラボ」。
誌面では紹介しきれなかったパンのあれこれをご紹介します。
パンのことが知りたくて、でも何も知らない私たちのための、パンのレッスン。
パンコレ出品ファイル22 ルヴァン
5月23日(金)〜25日(日)まで、東急ハンズ池袋店で開催されるパンコレ(特設ホームページ→【スマホ版】【PC版】)。
午後の部は東京のパンを販売。
金曜日限定出品のパン屋さんをご紹介します。

ルヴァン
「池田さん、いまからミカンとりにいかない?」
打ち合わせでルヴァンを訪れたある日の夕方、甲田オーナーに誘われました。
こんな時間から静岡かどこかに行くのだろうか?
マダムのまこさんは「ルヴァンの原点だから」と後押しします。

狐につままれたような気持ちで車に同乗すると、ものの2,3分で「ミカン畑」にたどりつきました。
とある教会の庭に生えたミカンの木。

「名前もわからない雑柑」だという木に、御年60を過ぎようという甲田さんがするすると登っていく。
まるで、サルカニ合戦よろしく、ぽいぽいと夏みかんのような実を投げてくる。

「誰も取らないので持っていって」ということらしく、管理者の方には、お礼にパンを差し上げ、満足げに引き上げます。
これをコンフィチュールにしてパンを作るとのこと。
町中にさりげなくある木からさえパンは作れる。
そのことにいまさらのように気づかされました。

なんでもお金で買うのではない。
人びととつながり、交換できるものは交換しあう。
それが絆を生み、商品にストーリーを付与する。
まさにルヴァンの「原点」を見た思いでした。

自家製酵母パン専門店の草分け。
そして、国産小麦をパンに使うことのはじまりでもありました。
当時の法律では、パン用の国産全粒粉を手軽に買うことはできませんでした。
農家を訪ね、頼んで小麦を売ってもらう。
そんなところから、国産小麦によるパン作りははじまったのです。

古くからルヴァンのつきあいのある、栃木県の小麦農家・上野長一さん。
自然栽培・無農薬である上野さんの田んぼにはおたまじゃくしも住みます。
その小麦を店にある石臼で挽いてパンにする。
「顔の見えるパン」の原点でもあります。
上野さんの小麦を使用した「コンプレ100」他、素朴なパンが届きます。
パンコレで出会ってください。
パンコレ2014 comments(0) trackbacks(0)
Comment








Trackback
この記事のトラックバックURL: トラックバック機能は終了しました。
<< NEW | TOP | OLD>>