パンの研究所「パンラボ」。
誌面では紹介しきれなかったパンのあれこれをご紹介します。
パンのことが知りたくて、でも何も知らない私たちのための、パンのレッスン。
小麦ヌーヴォー十勝&東京 パンデュース米山雅彦シェフの取り組み
明日、9月23日はとかち小麦ヌーヴォーの解禁日。
北海道帯広市のとかちむら(帯広競馬場内)では、「小麦ヌーヴォー解禁祭りin十勝」が行われる。

その目玉は、大阪パンデュースの米山シェフが講師となる、「種まきからはじまる、親子パン作り」(要予約 9:30〜) 
競馬場内の畑に小麦の種を蒔くところからはじめ、場内にある薪窯で今年の新麦を使ったパンを焼く。
米山シェフのスペシャリテ、旬の野菜をのせたタルティーヌをシェフといっしょに作れる楽しい体験だ。
「僕が仕込んだ生地を使って成形から行います。
とかちむらで野菜を選んで、下処理をしたものを、生地のうえにのせて、北海道のチーズをふって石窯で焼きます」

米山シェフはいち早く国産小麦を使ってパンを作ってきた。
九州や北海道の農家を訪れ、心を通わせた上で、その思いが伝わるように表現する。
多忙な身ながら、わざわざ十勝へ行き、イベントをするのはなぜなのか。
「そこに農家さんがいてるからです。
それを消費者の方に知っていただきたくて。
農家と消費者がいて、そのつなぎ役がパン屋さん。
本州のお客さんが十勝に行って、楽しんでもらえたら、農家さん、現地のパン屋さんが刺激を受ける」

都会の人に小麦畑の風景を見てほしい。
十勝の生産者に自分の小麦をどんな人が食べているか知ってほしい。
十勝のパン屋さんのパンを遠くからきた人にも食べてもらって刺激を受けてほしい。
それが米山さんの思いである。
実際、十勝の小麦畑やパン屋を訪ねる旅は、すばらしい思い出になる。
来年、再来年と、このイベントをつづけていくことで、十勝ヌーヴォーツアーを定着させたいという狙いが込められている。

9月28日(日)、「小麦ヌーヴォー 解禁祭りin東京」にも米山シェフは今年とれた新麦を使ったパンを出品。

・スムレラ(きたほなみなどをブレンド)を使った長時間発酵のブール
・キタノカオリを使った湯種のパン
「キタノカオリの香りにはミルクが合います。
牛乳と、歯切れのことも考えてバターをちょっとだけ入れています」

かって、北海道産ではないけれど、九州産ミナミノカオリを使った長時間発酵のブールを食べたとき、その並々ならぬ香りに心を打たれたことがある。
キタノカオリの湯種のパンはいまからその気持ちいい甘さが想像できて、涎が出てくる。
そして、パンデュースのパンは食感もいかにも私たち日本人の好きなもちもちや歯切れのいい感じに仕上げられる。
大阪からおいしいパンが届くのを待ちたい。


小麦ヌーヴォー comments(0) trackbacks(0)
Comment








Trackback
この記事のトラックバックURL: トラックバック機能は終了しました。
<< NEW | TOP | OLD>>