パンの研究所「パンラボ」。
誌面では紹介しきれなかったパンのあれこれをご紹介します。
パンのことが知りたくて、でも何も知らない私たちのための、パンのレッスン。
「小麦ヌーヴォー解禁祭りin東京」出品FILE06 ベッカライ・ビオブロート
9月28日(日)に青山・国連大学前広場で行われる「とかち小麦ヌーヴォー解禁祭りin東京」。
芦屋のベッカライ・ビオブロートが参加するという、グッドニュースを届けられることになった。

日々小麦と向かい合う。
ぶれず、媚びず。
伝統を見つめながら、新しい製法を生み出す。
よく働き、よく学び、ゆっくりと着実に歩みを進める。
職人という言葉を体現したような、松崎太さん。
オーガニックの小麦だけを使い、粒を仕入れて、自家製粉する。
だから、店にはいつも小麦の香りが立ちこめていて、パンから漂う香りは、一度嗅いでしまうと、ずっと忘れられない記憶を残す。

「いつもは基本カナダの小麦の玄麦を使っていますが、いまはカナダのがないので、アメリカのオーガニック小麦を使っています。
アメリカ産の小麦に100%満足しているわけではないのですが、その中でどれだけいいものが作れるかをテーマにしています」

私が聞きたかったこと。
麦を挽くところからパンを作ってきた松崎さんが、今年の十勝小麦をどう評価するのか。

「アグリシステムから粒の状態で仕入れたキタノカオリをお店で挽いています。
今度のキタノカオリはすごく気に入っています。
スタッフもみんな『すごくおいしいやん』って言ってますし。
オーガニックの小麦はほとんど使ったことがあるんですが、国産の小麦で本当においしいと思ったのは、このキタノカオリがはじめてです。
品種はすごく大事。
キタノカオリはすごくいい小麦です。
他の北海道産小麦も何種類か取り寄せたんですが、どれも力強い味はあります。
キタノカオリはすごく強い味というわけではなく、もっとスマート。
だけど、しっかり味がする。
それでいてふすま臭がなく。
全粒粉なのに野暮ったくないんですよね」

ビオブロートのパンはやさしい。
思わず深呼吸したくなるようないい香りのパンが、すんなりと喉を通る。
その松崎さんが、キタノカオリをおだやかで、かつ味わい深いと評している。
このインスピレーションをどのようなパンに結実させるのか、注目したい。

ベッカライ・ビオブロートのパン
・フォルコンブロート
・他に全粒粉の大きなパンを数種類

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