パンの研究所「パンラボ」。
誌面では紹介しきれなかったパンのあれこれをご紹介します。
パンのことが知りたくて、でも何も知らない私たちのための、パンのレッスン。
マイベーグルがマイブーム
こんなとき、どうしたらいいのだろう。
家にパンがない、でも腹減った。
サンドイッチでも作ってみるか。
寒いからカップスープでも買って、パンといっしょに。
と思ってみても、家の近所にパン屋がない、あるいはもう閉まっている、もしくはわざわざパン屋まで行く余力がない。
ところが、サンドッチにしたり、スープと合うプレーンなパンは、食パン以外だと、スーパーやコンビニになかなか売ってないのだ。
甘くなくて、ちょっと噛みごたえがあって、歯切れはいい。
それでいて、ひとりで食べ切れるような食事パンがあったらいいな。

とずっと考えていたところ、ぴったりのパンをついに発見。
PASCOのマイベーグル。
そうか、ベーグルか。
それなら上記した諸条件もぴったりあてはまっているではないか。

最近のお気に入りである。
スーパーでいつも待っていてくれる、そんな気持ちさえしてきた。
バリエーションは3種類、プラス季節もの1種類。
そのうち、この日あった3種類を買う。

このとき、忘れずに買いたいもの。
クリームチーズ。
最近はバター不足なので、常備しておくと、なにかと便利。
これで家がベーグル屋になる。

そのまま食べてもいいけど、できればひと工夫したい。
オーブンで1分程度、中があたたまるぐらいさっと焼く。
表面がぱりぱり、中ふっくらになる。

さてマイベーグルのうち、ブルーベリー&クランベリーを半分に切る。
クリームチーズを1個開けて塗る。
たったそれだけ。

冷たいときはもちもちだけど、あたためるとやわらかくなってもちーっとなる。
そしてねばねばとしてきて、クリームチーズといっしょにとろけて、甘さまったりワールドの幕が開く。
きら星のように輝くのはブルーベリーとクランベリーの甘酸っぱさ。
たった一工夫で恍惚のベーグル体験が保証される。

以上は日米の境を超えた、インターナショナルなベーグルの基本技。
今度は、マイベーグルがチャバタやバゲットといったフランスパンの代わりにもなる、ということを示すために、おフレンチに攻める。
プレーンに、缶詰のパテドカンパーニュを塗る。
ここは、貴重でもバターも塗ろう。
瓶詰のシトロンコンフィ(塩レモンみたいなもの)もお好みで。

味わいの強いものに対しては食パンでは支えきれないところがある。
これは中身に密度があり、皮の香りもあるので十分に拮抗する。

季節限定のチョコレート。
オーブンから出ると、表面のチョコが焦げ、たまらない甘い香りを放っていた。
そのまま食べても十分だが、イチゴジャムを塗って、甘さと酸味を強化してみる。
チョコレートがとろけ、あたためたせいでふわっと口溶けよくなっている中身もいっしょにとろける。

チーズも一工夫しがいがある。
チキンをはさんだり、ベーコンをはさんだりすると、きっとおいしいはずだ(やってないけど)。

コンビニやスーパーの袋パンは、買ってすぐ食べられる便利さを競い合っている。
逆をいうと、一工夫しがいのあるパンがほとんど絶滅してしまった。
そこへ登場したマイベーグル。
かってイングリッシュマフィンで衝撃を与え、食事パンの新ジャンルを切り開いたPASCOがまたやってくれた、という感じだ。
国産小麦ゆめちからを使用していることも好感できる。(池田浩明)




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