パンの研究所「パンラボ」。
誌面では紹介しきれなかったパンのあれこれをご紹介します。
パンのことが知りたくて、でも何も知らない私たちのための、パンのレッスン。
パンの漫画2×孤独のグルメ トークショー

 

 

 

下北沢のB&Bにて、パンの漫画2発売記念としてトークショーが開催された。

出演者はパンの漫画2の堀道広・池田浩明と

孤独のグルメの原作者・久住昌之さん。

 

 

 

左から堀道広、池田浩明、久住昌之。

 

 

パンの漫画2の2人がホストになって、久住昌之さんをゲストとして招く形だけど、

久住昌之さんが現れたのが開演10分前!(まさにふらっとQUSUMI!)

ほとんど打ち合わせもできない状況の中、トークショーは始まった。

 

 

しか〜し、そこはテレビや教壇などで喋りなれている久住さん!

いい意味で予想を裏切る、いや予定調和じゃないトークの連続でそれが実に面白かった!

 

孤独のグルメの裏話やパンの漫画のスライド解説で大いなる盛り上がり!

 

しかも「パンの漫画2」を絶賛してくれた。

こういう会だから褒めてくれるのは当たり前かもしれないけど、「パンの漫画2」を読み込んでくれてるのがことばの端々からわかり、それがとてもうれしかった。

 

 

そもそも久住昌之さんは堀さんの美学校時代の先生でもあるから、堀さんの師匠でもあり、恩師でもある。

だからなのか、褒めるところは褒め、助言(苦言?)すべきところでは的確にアドバイスもくれた。そこも面白さのポイントだったと思う。

なんせ、先生と生徒みたいに感じられるところもありましたからね。

 

久住先生と、堀くん&池田くん。

 

参加してくれたみなさんもそれを感じたのではないでしょうか?

 

 

 

今回の話の材料として、堀さんがパンの漫画2と孤独のグルメで気になるカットを用意してくれた。

(ここではパンの漫画2のみ掲載)

 

 

 

 

 

このような材料をもとに、漫画家・掘道広が、原作者の久住昌之、池田浩明に話を聞く。

そんな展開。

堀さんはクロックムッシュ氏の原作も用意してくれ、原作がどう絵になるのかも話してくれた。

 

 

たとえばこんな感じ。

 

 

かっこいいスキヤキ(泉昌之→漫画・泉晴紀+原作・久住昌之)の「夜行」の1コマ

 

 

 

 

堀さんは、原作を漫画に起こす難しさについて、語ろうとして、このカット(右のコマ)を用意したそうだ。

久住さんの原作を絵で表現しようとして、泉さんが出した結論が「書き文字」だったのではないか?

 

そしたら真相は違って、すべて久住さんの指示でこうなったのだとか。

つまり原作どおり。

自分の描いていたものとは違う答えが返ってきて堀さんは、少々焦ったそうだ。

 

左のコマは主人公が列車に乗っているカット。

これもセリフの内容と絵は関係ないらしく、ここにも漫画家の苦労がしのばれる‥と思いきや、これまた久住さんの指示!

 

「当時はこんな形で、電車に灰皿があって、それを描こうとしたけど、正確な大きさや取り付け位置が思い出せない。だからこのシーンのためだけに列車に乗ったんだよ」と久住さん。

 

堀さんの思惑とは違う方向で話が広がる。でもそれが楽しい。

 

久住さんは、テレビ版の孤独のグルメの脚本もちゃんとチェックするそうだ。

主人公・井之頭五郎の言い回しには細心の注意を払っているそうだ(ぜんぜんふらっとじゃない!)。

 

 

 

 

これは「パンの漫画2」のピタザグレートの回。

ムッシュ氏が店を訪れると、店主が床に倒れていて、ビックリしたムッシュ氏が声をかけると、

昼寝をしていたという実話エピソード。

 

 

 

久住さん

なんだこのへたくそな絵は!? 寝てるというより逆さまに立ってるみたい…」
「でも、いきなり外国人が寝てて驚いて心配しちゃうところがよく出てるね〜〜〜」

 

 

↓これは農家パン屋・弥栄窯の太田青年がムッシュ(パンラボ)にパンを送りつけてきたときのエピソード。

 

堀さんは池田のナレーションに対して、絵はこんなふうになってしまったと、やや自虐的に語ってくれた。

 

 

 

 

 

そんな自信なさげな堀さんに対して久住さんは、

「なにも描いてないと、手抜きみたいに思われるけど、セリフがいっぱいあって、そこで表現されてるときは、なにも描かなくていいんだよ」

 

ワオ!

 

なるほど!

 

 

ヘタクソな絵だなぁ〜〜〜〜〜〜

でも、

雰囲気が出てて、いいねぇ〜〜〜

 

いやぁ〜でもパンの漫画2はおもしろいよねぇ〜

 

けなしては褒める。

このやり取りが何度もあった。

突っ込むときは突っ込む。ときに厳しく突っ込む。

でもどこかで必ずフォローも入る。

 

堀さん曰く「美学校時代を思い出しました」。

 

師弟ならではのやり取りが新鮮で、本当に授業のようで、我々も授業参観してるかのような気分になれて、

とても楽しいひとときでした。

 

 

 

 

 

 

これもさぁ〜

 

いいよねぇ〜

 

ポテトチップってわかるよ。

 

 

 

 

 

漫画原作の大先輩のことばにムッシュ池田の小麦アンテナもビンビンに立ちまくったようだ。

 

「久住さんの話は刺激的でささりまくりました!」

 

トークショーが即席のワークショップ、お客様は授業参観みたいになっちゃったけど、ムッシュ池田の言うようにとても刺激的で、

参加してくれたお客様にも好評で、

むしろひじょうに貴重な会になったと思います。

 

 

 

またやりたいな。

 

 

 

久住さんが大絶賛してくれたり、的確なアドバイスをしてくれた

「パンの漫画2・さすらいのクロックムッシュ氏編」は好評発売中です。

 

 

 

 

 

 

9月3日に田原町のReadin' Writin'で、

京都から農家パン屋の太田くんを招いてのトークショーがあります。

 

パンの漫画2で唯一前編・後編で漫画になった「弥栄窯編」。

パンラボにいきなりパンを送りつけてきて、フランスへ農家パン屋の修業に出向き、

現在、ご長寿の地としても話題の京都の京丹後市で窯をかまえる太田くん。

 

はたしてどんな人物なのか?

ほとんど東京には来ないので、本当に貴重な回になると思います。

もしかしたらパン屋さんが注目しているかもしれません。

 

B&Bでのトークショーとはまた違うプレミアムなひとときとなることでしょう。

 

堀道広さんや粉花さんもゲストとして来てくれます。

 

 

詳しくはこちらで。→http://panlabo.jugem.jp/?eid=2141

 

 

 

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