パンの研究所「パンラボ」。
誌面では紹介しきれなかったパンのあれこれをご紹介します。
パンのことが知りたくて、でも何も知らない私たちのための、パンのレッスン。
ペストリーショップ ラ・モーラ
第1軒目
ホテルのパン屋という幻想がある。
必ずおいしくなければならない。
リッチである。
ふわふわである。
上品である。
日常よりはちょっと高いところにあるけれど、せめてパンぐらいなら背伸びすれば届く。
と思いつつ、上目づかいで見上げるようななにかである。

浦和ロイヤルパインズホテルにあるペストリーショップ ラ・モーラはホテルのパン屋幻想を裏切らない。
すべてのパンが食べやすい。
パンに関する飲み込みづらい点が先回りしてカットされている。
シンプルにひとつの素材の味をだして勝負するという店ではなく、なにからなにまで手取り足取り、いろんな食べ手のことを考えて、さまざまな副素材を用意周到にミックス、技巧を凝らしてふわふわに作りあげている。
つまり、優雅である。

もはや浦和名物となったクロワッサン・ホーン(200円)。
注文してからカスタードを注入するので、生地が一分の隙もなくかりかりである。
カスタードとデニッシュが少しも馴染みあっていない。
だから、完全にフレッシュな状態で、まったく別々の両者が口の中で出会う。
カスタードの、癖もしつこさもなくただただ気高い卵味と、デニッシュの発酵バターの香り。
とろとろとさくさくが渦を巻いて、溶け合い、ついに飲み込まれるまでの時間が楽しい。

パン・オ・ノア(180円)。
皮とくるみの香ばしさが渾然一体となり相互作用でさらにすばらしいものになっている。
くるみのパンであるから、さっくりいきたいものである。
皮に関しては寸分違わず期待通りにさくさくなのだが、中身はそれを見事に裏切り、あまりになめらかで、もちもち。
皮と中身がこんなにもコントラストを描くのはついぞ体験したことがない。
その秘密は生地に練りこまれたじゃがいも。

半熟たまごカレーパン(210円)。
名前だけで食いついてしまった。
半分に切ってみると、本当に半熟たまごが入っていた。
しかも唇が黄色で汚れそうなほどにとろとろ。
トマトの風味を押し出したイタリアンなカレーはかなりコクがある。
そして時間差でかなりのピリピリがやってくる。
そこへ、救いの神の卵がやってきて、口内を一気にマイルド化していく。
生地も表面カリカリでしっかりともちもち。(ぷ)

ペストリーショップ ラ・モーラ
048-827-1161
さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和ロイヤルパインズホテル1F
10:00〜19:00(土日祝10:00〜20:00)

#001


にほんブログ村 グルメブログ パン(グルメ)へ panlaboをフォローしましょう
(ありがとうございます)


JUGEMテーマ:美味しいパン
200(JR京浜東北線) comments(0) trackbacks(0)
Comment








Trackback
この記事のトラックバックURL: http://panlabo.jugem.jp/trackback/701
<< NEW | TOP | OLD>>