仙台パン巡り1 佐文
2009.09.30 Wednesday 00:00
ニーハオ、僕はいま長安の都にきています。
仙台には純粋パン屋は少なく、お菓子屋の付属としてパンも置いているという店が多いみたいである。
パティシエがパンもデザートも作るというフランスに似た感覚?
なつかしい系の某店ではこんなパンも売られていた。
ピーナッツコッペなんだけどちょっとデコレーションケーキっぽくなっているのは、菓子職人の習いがそうさせるのだろうか。
コッペパンのとてもおいしい店があった。
伊達政宗の建てた国宝・大崎八幡宮の横にある、佐文というかっこいい名前の店。
この店もメインは洋菓子で、何十年もやってる老舗らしい。
こういう感じで包んでくれる。
とんかつサンド。
とんかつ屋に準ずるぐらい立派なとんかつが入っている。
コッペパンの甘さがすごくちょうどいい。
普通よりちょっと甘め、でもさっぱりしている。
甘いパンにしょっぱいおかずが入っているとお互いに引き立て合うように感じられる。
私がいったときはこのパンだけしか売ってなかった。
他のパンも食べたいのでまた別の時間に来てやろうと思い、
「他のはいつごろくればあるんですか?」
と店番のおじいさんに訊いた。
すると、返ってきた返事はこういうものだった。
「あるときはある。ないときはない」
そんな禅問答のようなことを聞きたいのではなく、私はパンを食べたいのである…。
で、あきらめて帰ろうと思ったら、いつのまにか新手のパンがでてきている。
ハムカツパンで、パンはコッペパンじゃなく、バンズだった。
帰りがけに「パン、おいしかったです」とさわやかに感想を述べたのだが、
おじいさんはいたって普通に
「はい、おいしいですよ」と答えていた。
このおじいさんが自らパンを作っているそうである。(ぷ)