パンの研究所「パンラボ」。
painlabo.com
パンのことが知りたくて、でも何も知らない私たちのための、パンのレッスン。
次世代フォルムのパン
いまキューブ型がアツい。

…というのをどこかの雑誌のスウィーツ特集で読んだ。
パンの世界においては以前から見かけていたので今更騒ぐようなことではないけれど、
(そもそもスウィーツの世界でも以前から存在していたと思うが)
そういえば最近キューブ型を見かける機会が珍しくなくなってきた気もする。


キューブ型の良いところは目立つところだ。
自分の場合たとえばオニオンブレッドのような、
普段まず手を伸ばさないパンがキューブ型になっているだけでたちまち購入候補となる。
それは何故なのか考えてみると、
自分の想像範囲外の何か(食感とか断面の凄さとか)が起こるかもしれないという
ときめきがあるからだろうか。
実際に食べてみたところで、味には何ら驚きが無かったとしてもそれは一向に構わない。
食べる直前までドキドキしたいだけなのです。


そしてもう1つ、
次世代ともフォルムとも無関係の話だが、
このフォカッチャのように沸騰したお湯みたいな表面の生地のパンが結構好きだ。


こちらも沸騰系あんぱん。
表面がプツプツしているの分かりますか?

キューブ型とは異なり、好きになる理由が全くわかりません。
でも好きになる理由がわからないほうがより好きという感じがするのは何故でしょう。
つまり「好きになった理由なんてないっ!」のほうが上手くいきそうというか…(以下妄想)

「ねえねえ、Aのどこが好きなわけ?」
「んーと、何だろう、別にどこってわけでもないっていうかー」
「えーでもあるじゃん、たとえば愉快な感じとか?」
「う〜ん、具体的には言えないんだよね、ただなんかすごく好きになっちゃったんだもん」
「へえ…」
理由とかないんだよね
「ほー…」

みたいな。
「好きになった理由なんてないっ!」ほうが、
より無条件反射的に手を伸ばす確率が高いということですね…。


ご紹介したパンは緑が丘駅前にあるスリジエで購入できます。

スリジエ(CERISIER)
住所:東京都世田谷区奥沢2-25-14 コリーヌ102
TEL:03-3725-7833
営業時間 8:30-20:00(土日祝は19:00まで、月・第二火曜休)


この辺りはパン屋さんが過密していて大変良いですね。【D】


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(次世代フォルム求む)


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やわらかこしあんぱんの衝撃
一ヶ月ほど前の日記で、
プロジェ・ド・ランディ氏が実に衝撃的なクリームパンの存在を世に知らしめたのは記憶に新しい。

その続編というのか第2弾というのか、最新作のあんぱんをローソンで発見した。
比較すると、前作はヴィジュアルとして「くり〜む」の「〜」がよく効いていたのだなとは思う。
「こしあんぱん」は結構普通だ。
ただし右上のイメージ図をよく見てみると、嗚呼おそろしいことに前作以上の衝撃が走る仕組み。

"とろっとしたこしあん"


作りたての餡はたしかにとろっとしていたりするものだから、言いたいことは分かる。
イメージ図のとこの餡なんかタラーッと下に流れてるほどだから、
おそらく尋常でない状態の餡を想像しておいていただきたいというアピールなのだと思う。
思えば「やわらかこしあんぱん」という名称だって随分と意味深だ。
隣に「やわらかつぶあんぱん」があれば、あくまでも好みに応じて2種類作っただけですよという
意図を感じるため"とろっ"という表現に対して何も思わなかったはず。

でも現実には「やわらかこしあんぱん」しかなかったのである。
これは真摯に受け止めねばならない。



開封してまず"とろっとしたこしあん"以前に絶対無視できない衝撃について、改めて紹介しておく。
「やわらかくり〜むぱん」を食べた時に散々驚き尽くしたつもりだったけれど、
なんだこの表面のテカり。

オイル…前作よりもオイルっぷりが増してる…?
"しっとりした生地"とはあまりに控えめすぎる表現である。
そういえば製造元フジパンが最近控えめ戦略に出ている模様だということはTwitterでも呟いた。
やわらかシリーズのほかにも
円形のアンパンやクリームパンやメロンパンなどを見かけたのだが、
どれも全体を覆い隠すような包装/一部分だけ中が見えるように工夫された包装となっていて
奥ゆかしいものだった。
フジパンはあまりに衝撃的な"やわらか"や"とろっ"や"しっとり"と引き換えに
奥ゆかしくなった(もしくは奥ゆかしくならざるをえなかった)というわけであろうか。


話は飛んだけれど、
"とろっとしたこしあん"は流れんばかりのテクスチャーとは言えないが
ギリギリまで"とろっ"としていた。
不思議なことにあまり餡の味がしない。
プロジェ・ド・ランディ氏やかしわで氏にも取り急ぎ食べていただきたい逸品だ。
是が非でもこれら諸々の不思議な現象について語り合いたい。【D】


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(こういうテカテカした生き物いそう…)


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パン屋再襲撃
かしわで


カルロス・キュアロン監督のショートフィルム「パン屋再襲撃」を観た。

カルロス・キュアロンはメキシコの作家で兄貴と映画を作ってるから、
メキシコのコーエン兄弟みたいに思っていた。
ただどちらかというと兄貴が精力的に活動してて、
弟はそれにくっついてるイメージもあった。
でも最近はそうでもなく弟も活動的なようだ。

自分は脚本を担当した『天国の口、終わりの楽園』が好きだった。
っていうかそれしか観てない。
ただ兄貴のアルフォンソ・キュアロンものはもう少し観てる。
監督した「天国〜〜」だけでなく、パンス・ラビリンスも好き。


パン屋再襲撃は村上春樹原作で、それが話題を集めていた。

自分は原作未読だからよくわかってなかったけど、
パン屋再襲撃というタイトルとキルスティン・ダンストン(スパイダーマンのヒロイン)が
出ていて、監督がキュアロンと知り、観てみた。

このショート・フィルムは現在開催されている東京国際映画祭にいっしょに乗っかって、
恵比寿の写真美術館で開催されてるショートショート・フィルムフェスティバル&アジア
アジア映画でもないのにワールドプレミアム扱いで世界先行で上映されてる映画。

なんだかもったいぶった感じが気に入って(そう気に入っちゃった)、
観たけど、
1セット6本・90分で上映されたショートフィルムの6番目の上映だったからか、
とても心地良く観られた。

ショートフィルムは短い作品だからたいがいまとめて上映される。
だから順番はとても大切だと自分は思っている。
M-1と同じくらい順番が大事。

心を一番掻き毟られたのは5番目に上映された中国の「August 15th」だけど、
掻き毟られた心を正常に戻してくれるような形で見られたからか、
ひじょうに心地良く観られた。
(パン屋再襲撃もけっして正常な映画ではないのに…)

パン屋再襲撃は自分が思ったようなパン屋モノではなかったけど、
お腹がすいて、お腹が鳴って、しょうがない新婚バカップルが
パン屋を襲撃する(強盗ではない、襲撃。そこにこだわるバカップルだった)内容で、
夫婦としての深いとこでの分かり合いがバカップルを通して描かれていて、
そこがよかった。

パン好きというだけではオススメしません。
でないと「恋するベーカリー」みたいにガッカリすることになるから(映画は面白かった)。



ホイップぱけ


セブンイレブンでパンコーナーを物色していると、そこにパニック7のヤスモトが参上。

そのヤスモトが指さしたパンがこれ。

自分はこのパンのクリームの激しい盛りつけをヤスモトが参上する前からじっと見ていて、
そこに指さされたもんだから、
これは食べる運命に上がったと思い購入。




ホイップ

デニッシュ生地にホイップクリームといえば、
かの名古屋の有名喫茶店・コメダ珈琲のシロノワール

自分はそれを思い出しつつ、食す。

思った以上に軽い。軽いノリで食べられる!

ただ思った以上に重みが来るのも早い!
最後の一口は全力でほおばった!

軽さから重さまで1つのパンで両方味わえるなんて!


甘くない系のパンといっしょに買って、
誰かと半分ずつして食べる。

そんなランチ・コミュニケーション・ツールとして美味しいパンではないか?
などと思う自分の頭がおかしいのでしょう。きっと。
別腹をお持ちの女子ならばぜんぜんオッケーだと思われます。


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もうひとつの原宿で食べたいパン

…巣鴨っ!!

"おばあちゃんの原宿"なんていうと失礼な気がするけれど、
でも本当に驚くほど沢山の女性(しかも大変快活な御様子)に遭遇した午後の地蔵通商店街


青と緑と赤と黄がきれい。


創業90年以上の老舗、喜福堂

第11回パンラボ〜パン・オ・フリュイ〜では
こちらのイギリスレーズンがパンラボの表紙を飾った。
あんぱんやクリームパンも人気と知って、ずっと食べてみたいと機会を狙っていたのである。


売れすじ順に。

1位のあんぱん。
写真は"つぶあんぱん"だが、正確には"こしあんぱん"が1位のよう。
できたてを買えたせいもあってか、薄茶色のあんとそれを包む生地がつやつやと輝いていた。
ぜひ半分に割って、見てほしい。
ちなみにあんは結構甘い。


2位のクリームパン。

先っぽがツンツンしていて赤丸ベーカリーのクリームパンを思い出した。
このツン部分を指で触れるとちくってします。
外はちくってするぐらい尖っているくせに、中のクリームは甘く甘くつくられている。
卵の味と牛乳の味のバランスがとれていて、どちらかの味が強く出ていないところが良い。


3位がフレンチトースト(写真は1/2サイズ)とはハイカラだ。

「もうこれ以上吸えませんから」ってぐらいに卵液を吸いに吸ってる系のフレンチトーストとは
対極の状態にあった。
写真ではまんべんなく黄色に染まっているけれど、
反対側(=内側)は生地の白い部分と黄色の部分がまだら。
その食感の差が人気の秘訣でしょうか。


喜福堂
住所:東京都豊島区巣鴨3-17-16
TEL:03-3917-4938
営業時間 10:00〜20:00(売切れ次第終了、月火休、祭日と4がつく日は営業)
※あんぱんの販売は13:00から


第24回パンラボ〜兵庫県(お取り寄せ編)〜でご紹介したトミーズのあん食の影響もあり、
今度訪れた際は甘納豆がふんだんに使用された"あずきブレッド"が食べてみたい。【D】



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(巣鴨駅、地下から地上へ通ずるエスカレーターの速度がとてもゆっくりしていた!)

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PASCOの牛乳パン

新発売だかなんだかわからないが、いままでスーパーで見たことなかったPASCOの牛乳パン。
パッケージにさりげなく記された「信州発」の惹句に、ご当地パン大好きアンテナが鋭く反応したのであった。

牛乳パンとは、長野県では広く食べられ、さまざまなパン屋やスーパーに置かれている県民的なパンだということである。
中でも有名なのは、松本は小松パン屋の牛乳パンであり、大正創業というレトロな店舗やかわいらしいパッケージは乙女系の書籍でも紹介されている。
私にとって牛乳パンを食べることはかねてからの念願なのであり、思いもかけずその機会が棚からぼたもち的にやってきたというわけだ。


上がパン本体であるが、筋目の上から2番目にすでにひびが入っていることに注目してほしい。
袋から取り出そうと端を持っただけで、自からの重みに耐えられず、おじぎをするように割れてしまった(有り体にいえば撮影失敗)。
つまりそれほどやわらかい。


とんでもない分厚さ。
けれどふわふわで、食べると厚さは感じない。
おそらく袋パン業界マックスのふわふわ感だと思う。
これ以上はふくらませられませんというぐらいに。

ミルククリームは比較的うす塗り。
だから甘さがややもの足りないといえばそうなのだが、練乳クリームのようにこってりではなく、むしろさわやかでナチュラルな牛乳味を活かしたクリームなので、むしろこのあっさりバランスでいい。
ふわふわあっさりをするすると飲み込んで満腹へと至る、それが醍醐味か。
さっきいったようにとてもちぎりやすくて、ちぎり派ではないかぶりつき派の私も気持ちよくちぎって食べた。

PASCOのじゃりぱんが本物の宮崎のじゃりぱんとは別物だった、という例もあり、これすなわち長野県の誇る牛乳パンの全貌であるとは思わない。
なにしろ、上記リンク記事によると小松屋の牛乳パンはカステラ生地でクリームは濃厚なカスタードであるそうではないか。
おそらくはさまざまな牛乳パンが長野県各地には存在しているのだろう。
この牛乳パンはめくるめく牛乳パン大陸へ踏み入っていく、その序章にすぎないはずだ。(ぷ)


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やさしくされたい時に食べるパン

やさしくされたい時ってありますね…。


ハムとチーズだけのバゲットサンドをバリバリかじりたい時と
やわらかくなめらかな食パンで作られた卵サンドイッチをはむはむしたい時と
その日の気分で食べたいパンも変わる。


今日は神保町にあるアムールヱーパンへ行った。



お店のすぐそばにピクニッケできるベンチスペースを見つけたので撮影。


風はふいていましたが晴れていてとても気持ちのよい日。
隣でOLさんたちがランチをしながら恋愛話をしていたりして、実に穏やかである。




メンチカツサンド。


太陽光とのセッションがうまくいかず白い写真になってしまいました(すみません)。
見た目通りのキメ細かい柔らかなパンに衣の薄いメンチカツとキャベツが挟まっている。
衣の薄さは自分にとって好感度を高めるポイントですが、
メンチカツがまるまると肥えていてパンからはみ出さんばかりの状態であることも俄然好感度を高めます。
そしてどうしたって無視できないのはこのソース。
千切りキャベツを和えているソースがトマトベースの甘いケチャップっぽい味なのですよ!
ああおいしい。


目の前にタリーズコーヒーがあるので、テイクアウトしてピクニッケするのもGOODです。



フレンチあんぱん。


生地は「塩っ…!」とわかるぐらいほんのり(ほんのり?)しょっぱめであるためか、
中の粒あんが余計に甘く感じられる構造となっていた。
フレンチとはおそらくこのパン生地のことだと思います。
サンドイッチの食パンよりも噛み応えのあるコシの強いパン。



こんな具合。


やさしくされたいってよく考えると傲慢な感じです。
実際、傲慢な状態なのかもしれません。
正確に言うと、他人にやさしくできる余裕の無い状態/自分のことばかり考えている状態なのでしょうか。
そんな状態の時に、行きたいパン屋さんと控えておきたいパン屋さんというのが自分の中で分かれている
ということに驚きました。
味のおいしさとは少し異なる軸でパンやパン屋さんのことを見ているのですね。
でもその先の思考回路は不明瞭。


少なくともアムールヱーパンのような、いわゆる"昔ながらの"パン屋さんというのは
そんな自分も受け入れてくれる(ような気がする)ということだけはよく分かりました。【D】


アムールヱーパン
住所:東京都千代田区神田錦町3-16
TEL:03-3291-8256
営業時間 8:00-20:00(土日祝休)
最寄駅:地下鉄神保町駅



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(神保町ってなぜか緊張する!)


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味噌パン(ご当地パン祭りのパン10)
東京の近郊に住んでいるが、東京のご当地パンといってもすぐには思いつかない。
カレーパンもあんぱんもクリームパンもすべて東京で生み出されたもので、だからある意味ご当地パンといえなくもないが、東京で有名になったら、それは即全国区を意味するから、東京でご当地パンを探すのはむずかしい。

と思っていたら東京にもご当地パンはあった。
亀戸の味噌パンがそれである。

16.jpg
みそがべったりと入っているわけではない。
それでは強すぎるということなのか、みそはあくまで、甘くふんわりしたデニッシュ食パンの香りづけ。
違和感はまるでない。
これもキムチとパンのときにも述べた発酵食品同士の相性のなせるわざなのか。
あるいは、ごはんに合うものは実はなんでもパンに合うということなのか(合わない気がするのは単なる食わず嫌いで)。

17.jpg
生地はみそ色。
甘さがほどよく、空気感・さっくり感秀逸。
やわらかいという意味でも、みそ味という意味でも、パンを食べ慣れない中高年の方におすすめか。

これを作っているのはグリムハウス三好屋というまだ見ぬパン屋だが、亀戸方面にいったらぜひ一度いってみなくては。(ぷ)

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いもくりかぼちゃ最強メス系パン

さつま芋と栗と南瓜のパンbyルビアン


マロングラッセと胡麻のパンbyトロワグロ


キミジマさんが買ってきてくれました。

Twitterで「芋と栗と南瓜を使用したパンを毎日食べてる」みたいなことを言っていたので
貴女を虜にするその女の子っぽいパン食べさせてくださいと頼んだのです。
話をした翌日に速攻で買ってきてくれただけで有難いというのに、
まさかのポージングまでキメてくれちゃいました。

「え、やだ! やなんですけど! 写真とか絶対ムリムリムリぃ〜!!」

とかって編集部全体に聴こえるような声で叫んでたにも関わらず、ばっちり真正面からカメラ目線。
こんな感じですが…
あの『ザ・シネマハスラー』を手がけた敏腕編集者。
発売から半年以上経過してもなおAmazon映画ガイドカテゴリーで1位に君臨しつづけてる本って
なかなか無いですよね。


キミジマさんの宣伝みたいになっちゃいましたが、
言いたかったのは何故女性は芋とか栗とか南瓜が好きなのか? または好きと云われているのか?
ということ。

パンに芋栗南瓜を使用するということは口の中の水分が取られて食べにくいような気もするが、
トロワグロのパンは栗をグラッセして瑞々しい状態になるよう工夫が施されていた。
またどちらにも共通していたのは甘さ。
生地そのものは甘くないですが、具が甘く仕上がっている。
パンというよりスウィーツという印象。

性別によって食べ物の好みには傾向があるのか?
偶然居合わせたかしわで氏にそのことを話したら「男は酢の物が苦手かもね」と呟いていた。
それを聞いていた他の男性編集部員も「俺も苦手」「女の子ってさつま芋好きだよね〜」なんて
しみじみと述べている。


いつものようにこれといった結論は無いわけだけど、
甘いもの=芋栗南瓜
甘いもの=女の子が好き
芋栗南瓜=女の子が好き
という図式は考えられる…かな。

全然自信ありません。【D】


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(メスなんて言って下品ですよね…すみません…)


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食べられることを拒否したパンケーキ ではない。
かしわで


いくつかのパンケーキ記事が呼び水になったのか、
自分もパンケーキに遭遇した。

だからといって特に狙ったわけでなく、
偶然にもそこにはパンとおぼしきものがパンケーキしかなかった。

しかし場の流れを考えると、これは乗るべき流れと思え、
すぐさま注文した。



ぱんけー


青山にある岡本太郎記念館に隣接してる
a Piece of Cake というカフェのパンケーク。



a Piece of Cake のロゴが焼き付けられた2枚のパンケーキ。
その上にスライスチーズみたくカットされたバター。
ホイップクリームとジャム。

踊れるか踊れないかは自分の気の持ちようでどうにでもなるけど、
このスライスチーズみたいにカットされたバター、
それだけで自分のココロは踊れた。
踊れてしまった。

こういう盛り付け方はふつうなのか、
ふだんほとんどパンケーキを食べない自分にはわからないが、
自分にはそれはちょっとしたサプライズで、
すぐさまフォークとナイフを構えたことがそれを証明する。

0.数秒かもしれないけど、いつもより確実に早く食べる構えに入っていたね。

早く切りたい。早くバターとケークをあわせたい。ほおばりたいとね。

たった1枚のバターで。
完璧にダンシンさせられた自分。タハ。タハタハ。


しかも食べてモアサプライズ。

右か左か忘れたけどどっちかのパンケークはおそらくコーン。もろこし。
もろこしケーク。

食感というか見た目はちょっとクスクスっぽくて(荒挽きっぽい)、
でも風味というか味はおそらくコーン(自信がないボキ)のはず。

でもそれがまた新鮮でうれしい。




そこは、「座ることを拒否するイス」や

拒否いす



歓喜という梵鐘やその他けっして媚びない爆発物に囲まれた場所。


そと



アトリエ



あとりえ



美術館に美味いカフェあり。
それが昨今の定石となりつつありますが、
少々背伸びしすぎてるカフェもなくはなし。

ましてや
ここは小さいスペースながらもパッションが注入された波動に満ちた場所。

ともすれば飲み込まれかねないパワースポット。



リスペクトしつつも媚びはしない。
このカフェにはそういう凛としたものがあるようにも思えました。





そういえば山口デザイン事務所は南青山4丁目、
岡本太郎記念館は南青山6丁目。


それだけです。



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ヒスイパン(ご当地パン祭りのパン9)
01.jpg
ご当地パン祭り、3位ようかんぱんとの結果を知り、「ヒスイパンよ、どうした」と真っ先に思った。
あんこではなくようかんという同コンセプトで、しかもかってはこちらもようかんパンと名乗っていたというのだ。
パンには珍しい緑色も、ユニークさを競うご当地パンらしい。

周囲に振りまくバターの香りが、いかにも昔なつかしい王道の袋パンと思わせた。
生地はやわらかで口当たりがよく、パンとしてもハイレベル。

03.jpg
コーティング部分のようかんと、中のこしあんが混ざりあい、響きあう。
舌にまとわりつくまったり感は、ようかん独特のもので、あんことは明らかにちがう。
パンなのにようかん、ようかんなのにパン。
パンとようかんは普通の人の頭の中で別の場所に整理されているものだと思うが、それが一緒くたになってしまうところに一瞬の不思議感覚が現出されている。

このパンが生まれたのは、パン屋さんで隣り合ってパンとようかんを作っていたためだという。
「手術台の上のコウモリ傘とミシン」を思わせる、シュールレアリスティックなパン。(ぷ)


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