パンの研究所「パンラボ」。
painlabo.com
パンのことが知りたくて、でも何も知らない私たちのための、パンのレッスン。
パンに呼ばれて

 

 

スーパーのパンコーナーでは、新作探しと季節限定もの探しをすることが多いけれど、

ときどき、スルーしがちなパンと目が合うときがある。

 

銀チョコロール

いちごスペシャル

カニパン

 

このあたりとときどき目が合う。

いつもそこにいる普遍的人気を誇る、クラシカルなパン。

ただ味もわかっているので、新しいもの好き、限定好きでミーハーな自分は、ついつい後回しにしがち。

だから、目が合ったときは欲しているときと判断して、買うようにしている。そして、変わらない味を再確認する。

 

 

と、ここまで書いて、ハッ!とする。

 

 

目が合うのは、そのパンに呼ばれているのではないか!!?

普遍的人気のパン達は、呼ぶ力がハンパないのではないか!!?

 

 

もちろんそう思うようになったのは、この本に影響されて。

 

 

 

 

 

パンは呼んでいる

著・山本あり

 

 

本日発売。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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堀道広さんと内田有美さんの展示会

堀道広さんと内田有美さんの展示会のお知らせです。

 

 

現在〜5月21日

相模原市のstudio fujinoにて開催されている「8」という展示会に、

パンの漫画やパンラボキーホルダーでお馴染みの堀道広さんの作品も展示されているそうです。

今週日曜日までの展示だそうです。

 

それに関連して、20、21日に開催される藤野ぐるっと陶器市にて、

チンプラ絵師でもある堀道広さんが似顔絵チンプラを開催するそうです。

日時は21日10時〜17時まで。

御一人様1000円で、堀さんが似顔絵を描いてくれて、トースターでチンして、キーホルダーにしてくれるそうです。

予約をしたほうがいいそうです。

詳細はこちらです。

ちなみに堀道広さんは現在、パンの漫画2を鋭意制作中です。そちらもお楽しみに。

 

 

 

5月23日〜5月28日

パンラボの前身でもある「東京ピクニッケ」時代にお世話になった

イラストレーター(当時はデザイナー)の内田有美さんの展示会「SHIRO」が、

ギャラリールモンド(明治神宮前駅すぐ)にて開催されます。

内田さんは、DANCHUやマガジンハウス系の雑誌などでも活躍中で、

その繊細で、やさしく、美しくて、おいしそうな食べ物のイラストにしばし見とれてしまったことのある方も多いかと思います。

そう、じっと見てしまうんです。じっと。

詳細はこちらです。

 

 

 

お近くにお寄りの際には、お近くにお寄りの予定がなくても鑑賞の価値ありでしょう。

ぜひお立ちよりください。

 

 

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レポートこちらです→空想サンドウィッチュリー発売記念イベント

単行本『空想サンドウィッチュリー』発売記念イベントが、4月22日、原宿のレフェクトワールで開かれました!

 

イベントに先だって1週間展示されたメイキングオブ。

西山逸成さんが撮影した制作の裏側、ハゲヅラなどの小物を展示。

 

エレベーターのドアが開くと、空想サンドウィッチュリー店長・池田浩明がお出迎え。

 

おみやげ兼チケットとして配られた、ポリ茶瓶(正式名称はじめて知った)。

駅弁の章に登場。

ぱんとたまねぎさんが描いてくれた、実物の400%増しでかわいい、西山シェフ・池田店長のシールも貼って。

 

表紙に使われた模型(きたはたゆみさん作)も展示。

 

たくさんの方に足をお運びいただきました。

 

当日のメニュー。

メニュー表も本のデザイン同様、山口デザイン事務所さんに作っていただく、手抜きなし。

 

・春キャベツのスープ(第3章「子供の日」)

・ワニ肉のバーベキューソース、インドネシア風(第9章「熱帯植物園」)
・マンゴープリン(同)
・桜の花びらのポンポネット(第2章「四月の魚」)

 

単行本の中から、西山シェフがかなり悩んで選んだ4品。

ワニの意外に癖のないおいしさが話題に。

 

スライドを見せながら制作エピソードを振り返るスタイル。

池田店長・西山シェフを中心に、制作に携わった方々もトークに加わる。

 

池田の天然ぶりに天下の西山シェフが振り回される様子が、爆笑→失笑の渦を呼ぶ。

(台風と大波に屋台がさらわれそうになる、いきなり「徳川吉宗の食べるサンドイッチを作ってください」と言われる等)

 

詳しくは『空想サンドウィッチュリー』でお読みください。

 

写真・鈴木静華さん

 

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話題の簡単食べ方本

食パンをもっとおいしくする99の魔法

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パン魔法教室vol.1

食パンをもっとおいしくする99の魔法

 

『パン魔法教室』vol.1
in WINESHOP & DINER FUJIMARU(浅草橋)
木邨 有希さんとともに
 

池田がパン屋3軒をまわりパンを買い集める。

そのパンに合う料理を木邨有希さんが作る。
食後にはパンの食べ方の魔法を木村さんに聞く。

 

楽しく食べて、パンの魔法をお持ち帰りするイベント「パン魔法教室」の第1回が浅草橋ワインショップフジマルで行われた。

 

ボネダンヌ、コメット、ブーランジェリーレカン。
パンを買い集める池田にテレビカメラが密着した。

 

ブリオッシュナンテール × パンコントマテ

 

食パンのように型で焼いたブリオッシュナンテールは、中身の白い部分が大きくて、皮目の香ばしさに浸食されないピュアなバター感を味わえる。
パンコントマテは、スペインの代表的なパンの食べ方。
スライスしたブリオッシュを炙って、トマトのマリネ、さらにブレザオラ(牛のももを赤ワインに漬け、乾燥させたもの)。
有機ニンジンの葉っぱのサラダといっしょに。


「お肉はなくてもかまいません。
ポイントはブリオッシュを香ばしく香りが立つぐらいに焼いて、和えたての冷たいトマトをのせる、そのコントラスト。
トマトはイタリアンパセリのみじん切りとエシャロット、にんにく、お酢とオイルと塩と胡椒だけでシンプルに和えています。
トマトは身がしっかりして、噛んだとき歯ごたえがあるものを。
そうすると、上だけ食べ終わっちゃってずっとパンだけ食べてる、ということがなくなります」

 

シトロンチャバタ(レカン) × ポムブーランジェール

 

日本のパン屋には特に多い甘めのパンをどうやって食事と組み合わせるか?
というテーマから考えだされた一品。
ポムブーランジェールは、捨て窯(パンを焼いたあとの余熱)で作る「パン屋さんのジャガイモ料理」。
鶏のダシに浸したじゃがいもをオーブンで煮焼きする。
今回はフレッシュなタイムで香り付け。

 

「ブーランジェリーレカンのトロンチャバタは個人的にも好きでよく買います。
このパンを食べたとき、頭に浮かんだのが鶏のスープ。
それと、私の修行したコートダジュールでは、レモンにタイムを合わせるのは定番の組み合わせなんです」

 

レカンのシェフ割田健一さんによると、シトロンチャバタは、ドライのレモンに加え、風味のしっかりしたレモン入りのオリーブオイルを使うのが味の肝。

 

バゲット(コメット、ボネダンヌ) × 菜の花とほたるいかのマリネ

 

2種類のバゲットはどちらもフランス産小麦。
その特徴は甘さよりも風味やコクを感じること。
なので、菜の花やほたるいかのような個性の強い食材と合いやすい。
料理のほうは、ほたるいかの肝の味わいが、菜の花との出会いでさわやかさと旨味にかわる、春らしい組み合わせ。

 

「ほたるいかの旨味に負けないように、菜の花を使いました。
にんにくとエシャロット西洋ネギで炒め、あと少しだけゴマを混ぜました。
茹で具合、炒め具合、刻みぐあいでバランスをとっています。
ほたるいかはまるのまま食べるのが一般的だと思いますが、味が詰まっているので刻むとより濃厚さを感じられます。
目と口をとると口に当たらずおいしく食べられます」

 

カンパーニュ(レカン) × チャンジャのポテトサラダ
            × 放牧豚の生ハム オレンジ風味

 

酸味にこだわったカンパーニュ。
4種類の種を使用、さらに隠し味にバルサミコ。
まろやかないい酸味が変化しつつ持続する。
あたためると香りが立ち、食感は軽く、口溶けよくなる。
チャンジャのポテトサラダは癖になるおいしさ。
パクチーの香りが後味をさわやかに。
「シンプルなポテトサラダに、パクチーの根っこをあたためたオイルをかけてます。
『この調味料意外と余っちゃうんだよね』っていうものを使ってもパンに意外と合ったり。
特に割田さんのカンパーニュは、チャンジャのような味が強いものでも負けないですね」

カンパーニュと生ハムは、野獣の風味同士がもつれあうマリアージュ。

 

「北海道の十勝で放牧で育てられたすごく元気な野生に近い豚の生ハム。
オレンジの皮を張り付けています。
脂の味がすごく強い。
そこに割田さんの酸味があるパンが加わると豊かな味わいになる。
ここにウドの酢漬けを添えて春の香りを添えています」

 

コメット(コメット) × バターと生わさび、いわし節
           × 巻ぶりとチーズ

 

コメットはこめぬかを入れた大型パン。
最近増えているお米のパンをおいしく食べる方法を知りたくてあえて提案。
いわし節(かつお節のいわしバージョン)と生わさびとの組み合わせはごはんを食べるようにむしゃむしゃ食べられた。
パンと和食って合わせにくいように思われがちだが、木邨さんに率先してやってもらって背中を押された思いだ。
「コメットいい米ぬかの香りがして、どっしりとしているので、締めごはんの感覚でお出ししました。
ボルディエ社のバターをのせて、削りたての生わさびといわし節と、きちんと発酵・熟成された醤油をかけたもの。
もともとプライベートでごはんをこんなふうに食べていました。
本当にすばらしいもの同士ってどんなシチュエーションで出会ってもけんかせず、おもしろい化学反応が起こることしかないんです」

 

巻ぶりは能登の伝統食で、塩漬けしたぶりを藁で巻き、軒先に吊るして乾燥させたもの。
干物と発酵食品の中間のニュアンスで食べやすい。

 

「チーズと巻ぶりをのせました。
巻ぶりは凝縮したお魚の味。
アンチョビのイメージですね。
これがあると急な来客でも重宝します」

 

パン・ド・ミ(ボネダンヌ) × 麹のアイス

 

フレンチでは決して出てこない食パンをあえて入れた。
いまの流行りである、やわらかで甘めの口溶けいいタイプ。
麹のアイスはさわやかで甘酒の香り。


「バニラアイスだとつまらないかなと思いました。
この食パンもそうなんですが、おいしいパンに卵のリッチさってもうあまり必要じゃない(バニラアイスは卵黄が入っている)。
卵が入ってないので、パンといっしょにしゅっと白雪のように消えていく感じがうつくしいかなと。
酒粕とごく少量の砂糖と牛乳を混ぜて、アイスマシーンにかけるだけ。
ちょっと胡椒をかけて、食べ飽きないよう、変化を入れて。
そこにヤマブドウの酸味を加えています」

 

ブーランジェリーレカンの割田健一シェフが飛び入りでトークに参加。

 

今回のテーマは「発酵」だったと木村さん。
「今回、池田さんのセレクトしたパンは、それぞれにきちんと発酵をとったパン。
日本の食卓にあるのは発酵調味料だったり、熟成させたもの。
その共通項でいったらおもしろいかなと思って」

 

魔法教室の生徒たちに金言をいただいた。

 

「パンが好きだからパンを切ったときにくんくんしちゃいますよね。
そのとき連想した食べ物を合わせると意外と合うんです」

 

感じたことを受け止め、自由に想像を広げること。
それが木村さんの料理のすばらしさだと思った。
また、すりごまではなく、きちんとごまを炒って、すりばちですったり。
そんな基本をおろそかにしないところにも、パンをおいしくするヒントはあった。

 

協力:GüDE(LEAF & MOON)

http://shop.leafandmoon.com/

 

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こどもの日

 

明日はこどもの日。

空想サンドウィッチュリーでも「こどもの日」をテーマに

サンドイッチを作り、配りました。

 

 

上段左から・春キャベツと新たまねぎのスープ・ハチミチ味のキャロットラペとツナサラダのフォカッチャサンド・カレーとごま風味のエビフライサンド

中段左から・ホットドッグ・ハンバーガー・タルティーヌ/スペイン風オムレツの自家製ケチャップ添え

下段真ん中・ポテトサラダのブリオッシュ詰め・チョコレートのプリン

 

 

中段右のタルティーヌ・スペイン風オムレツと下段真ん中のポテトサラダのブリオッシュ詰めを紹介。

 

 

 

 

晴れの日を彩る簡単でおいしいレシピもいっぱい。

 

店長・池田浩明 シェフ・西山逸成(プチメック・レフェクトワール)の

空想サンドウィッチュリーは好評発売中

 

 

 

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熊本復興応援 小麦畑ツアー 訪問地ご案内

新麦コレクション「熊本復興応援 小麦畑ツアー」で訪ねる場所を紹介します。

 

熊本県菊池市
「ろのわ」東博己さんの畑
小麦・米・雑穀を有機栽培する農家です。
ブラフベーカリーやパンデュースなど有名ベーカリーで小麦が使用されています。
昨年4月に企画されていた小麦畑ツアー。
直前に熊本地震が起こり、実施を断念いたしました。
東さんは笑って「大丈夫ですよ」とおっしゃっていましたが、田んぼが液状化したり建物が損壊するなどの被害を受けました。
再建に向けてクラウドファンディングを募集しています。
https://www.securite.jp/fund/detail/3269
まだまだ数少ない貴重な有機農家を、現地を訪れて応援したいと思っています。

 

熊本県南阿蘇村
パンダイゴ
地震で施設が損傷、営業できなくなってしまいました。
天職を奪われた苦しさは想像する他ありません。
その間も自分のことはさておき、地域の仲間や熊本の応援に笑顔で走り回っていました。
熊本県産小麦を使いつづけるスペシャリストにして、自ら農業を営み、素材のことも深く理解する希有なパン屋さんです。
いま急ピッチで5月の開店準備を行っています。

 

(昨年のパンダイゴ講習会での写真)

 

今回特別にパンダイゴの庭で阿蘇の食材を使ったバーベキューを行います。
料理するのは、「森のキッチン 山小屋Holahoo」。
ヨーロッパ山岳地方料理を得意とするペンションのオーナーです。

 

その後は地震にも負けずにがんばる阿蘇の農家も訪問。
復興の応援であるとともに、ぜひ阿蘇のいいところをたくさん見て食べて思い切り楽しんでください。

 

5月22日福岡発日帰り

パンストック平山哲生シェフ、365日杉窪章匡シェフ、パンラボ池田浩明も同行。

詳細・申し込みはこちら
https://drive.google.com/file/d/0B7foa1pawAJ5Ni1uOFBrZDhsNXNFUmFpSDgtVUwzajMydWxZ/view

(満員につき応募は締め切らせていただきました)

 

新麦コレクションの会員・賛助会員様には現地で1000円をキャッシュバックいたします。
入会はこちらへ
公式HP→ http://mugikore.net/

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